おたより袋(裏地付き、切替あり))
基本のおたより袋の作り方を応用して、裏地が付いた切替ありのタイプを作ってみました。
こちらも、A4サイズを半分に折ったおたよりが入る大きさになっています。
お子さまの成長に合わせて肩紐の長さを変えられるようにアジャスターを使用していますので、成長とともに調整していただければ長く使っていただけます。
製図・断ち合わせ図
材料
【出来上がり寸法】
たて20㎝×よこ26㎝
【材料】
キルティング生地(表地・本体) たて28㎝×よこ26㎝…1枚
キルティング生地(表地・本体) たて16㎝×よこ26㎝…1枚
(キルティング生地【本体】は全部で、たて45㎝×よこ26㎝あれば足ります)
キルティング生地(表地・切替) たて12㎝×よこ26㎝…1枚
裏地 たて52㎝×よこ26㎝…1枚
カラーベルト 25mm幅 150㎝程度
バイアステープ 150㎝程度
(※12㎜巾 両折タイプのバイアステープを使用しています)
アジャスター、角かん 各1個
飾り用レース 26㎝…2本
作り方
表地の本体と切替布を中表に合わせて縫い代1㎝のところを縫い合わせます。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
縫い代を切替布側に倒してアイロンをかけて、0.5㎝のところにステッチをかけます。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
表地と切替布を縫い合わせて、ステッチをかけた状態です。
同じようにして、もう1枚の本体布と切替布をつなぎ合わせます。
写真は、本体布と切替布をつなぎ合わせ終わったものです。
つなぎ合わせた部分をレースで飾ります。写真のように黒い線の部分を縫ってレースを付けます。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
もう一か所にも同じようにレースを付けます。
写真は、2か所にレースを付け終わった状態です。
袋口(キルティング生地本体のたて16㎝×よこ26㎝サイズの方)にバイアステープを付けます。
キルティング生地と裏地の裏側を合わせて、次に裏地とバイアステープを中表に合わせて、折り目より少し内側をミシンで縫います。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
バイアステープの折り目に合わせて生地を包み込み、ミシンで縫っていきます。
裏側の縫い目が落ちないように、時々裏を確認しながら慎重に縫いましょう。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
カラーベルトの準備をします。
角かんにカラーベルトを取り付けます。
カラーベルトを7㎝カットし、角かんを挟み込み長さ5㎝になるように縫います。
あとで糸がほつれないように、しっかり返し縫いをしましょう。
アジャスターにカラーベルトを取り付けます。
はじめに写真のようにアジャスターにカラーベルトを通します。
アジャスターの真ん中部分にカラーベルトを通してから折り曲げ、写真のように縫います。
あとで糸がほつれないようにしっかり返し縫いをしましょう。
カラーベルトを取り付けた角かんに、アジャスターを取り付けたカラーベルト(アジャスターが付いていない方)を通します。
次に、再度アジャスターにカラーベルトを通します。
カラーベルトがねじれたりしないように気を付けましょう。
写真を参考に通してみてください。
カラーベルトをアジャスター、角かんに通して完成した状態です。
準備できたカラーベルトをキルティング生地に取り付けます。
上から13㎝、よこは2㎝のところにカラーベルトを縫い付けます。
写真のように、ベルトは青い線のようにして縫い付けると丈夫になります。
袋を作ります。
写真のように袋の横の長さが20㎝になるように折って、サイド0.5㎝のところを縫います。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
フタになる部分の角2か所にカーブを作ります。
私はコップを利用してカーブのしるしを付けました。
丸みのあるものであればコップでなくても良いです。しるしは片側だけで大丈夫です。
写真のように中心より半分に折って、しるしにそって2枚一緒にカットします。
底以外の周りにバイアステープを付けます。
始めと終わりは折り曲げるので、少しだけ飛び出た状態にしておきます。
キルティング生地と裏地の裏側を合わせて、その後、キルティング生地とバイアステープを中表にして合わせて、バイアステープの折り目より少し内側を縫います。
カーブは、キルティング生地にそって、バイアステープを少し引っ張りながら押さえてゆっくり縫うをうまくできます。
バイアステープの折り目に合わせて生地を包み込み、ミシンで縫い付けていきます。
始めと終わりは写真のように折りたたんで縫います。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
直線部分は袋口の時の作業と同様に縫います。
私はミシンで縫う前にしつけをしました。カーブの部分は特にゆっくり慎重に縫いましょう。
裏側の縫い目が落ちないように、時々確認しながら慎重に縫います。
ゆっくり慎重に!がポイントです。
最後に、ふたと本体にマジックテープをつければ完成です。
アイロンタイプが便利ですが、洗濯をする場合はミシンで縫い付けたほうが丈夫になり良いと思います。
完成しました!
裏側のイメージです。